羽生結弦の腹痛の原因は「尿膜管遺残症」だった
体調が悪いとは聞いていましたけども、まさか入院しちゃうなんて
思っていませんでした。
フィギュアスケートで戦う羽生結弦選手への人気は高まるばかりで
ソチオリンピックでの金メダル以降休む暇も無かった。
「お腹が痛い」というと、普通の人は「すぐ治るだろ」くらいの
感覚でいると思いますし、私もそう思っていました。
しかし、診断の結果は「尿膜管遺残症」という病気でした。
この病気には「程度」があり、薬で散らす程度で良い程度から
手術が必要なレベルまで様々です。
今回の羽生選手の場合には、今後大きな大会が控えているのにも
かかわらず、すぐに手術に踏み切りました。
おそらく、全日本フィギュア出場に向けて準備していたため
精密検査を後回しにしていたのではないかと思います。
手術の結果、約2週間程度の入院治療と、1ヶ月の安静が必要となり
ファンの間では2015年3月に行われる、中国・上海での世界選手権出場が
心配されています。
2015年1月中は絶対安静、2月からぼちぼち練習再開・・・
3月23日からの世界選手権に間に合うかどうか・・とても微妙です。
強靭な精神力を持つ羽生選手でも、ここまで頑張ってきたんだから
少し(半年)くらい休ませてあげたいという気持ちもありますね(^^ゞ
ところで尿膜管遺残症という病気、成人の100人に一人程度という
「よくある病気」だそうです。
赤ちゃんの頃に、お母さんから栄養をもらっていたおへその管が
普通は自然になくなるはずなのに、残ってしまっている状態です。
もちろん、残っていても問題が無い場合もあるそうですが、
残った尿膜管にばい菌が入って炎症を起こしたりすると発症します。
ストレスや休息不足など、やっぱり抵抗力が落ちていたのも
原因の一つなのではないでしょうか?
これまで十分に活躍してきた羽生結弦選手、2015年はゆっくりと
結果よりも体をいたわる一年にしていただきたいと思います。