野々村竜太郎の裁判は1月26日!起訴事実を否認
元兵庫県議員の野々村竜太郎被告の初公判が1月26日に行われました。野々村被告は11月に行われる予定だった初公判をドタキャンしましたが、今回は強制力のある勾引状(こういんじょう)が発布され、出廷に至ったようです。
号泣会見で一躍有名になった野々村元県議ではありますが、今回の初公判で起訴事実を否認したようです。号泣して話題になった人物ですから、おのずと注目は集めると思いますが、問題なのは起訴された内容です。
【野々村竜太郎はなぜ裁判をやっているの?】
今回、野々村竜太郎氏が起訴されたのは、詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪を問われているからです。
野々村氏は県議だった2013年度に、195回の日帰り出張を繰り返して、300万円の支出をし、領収書の添付もしておらず、現地の活動記録も残されていなかったとのことです。
事件が発覚した後の会見で、この支出の結果は、議員活動の結果として反論しておりましたが、会見途中で号泣しワイドショーで大きく取り上げられることとなりました。
ここまで堂々と不正支出を疑われる内容ですと、当然裁判になるわけですが、なんと野々村氏は1回目の公判をドタキャン・・、事態を重く受けた神戸地裁は、強制的に出廷させることになりました。
【起訴事実を否認しても・・・】
現地での活動記録や、領収書が残ってないとすれば、問答無用で有罪になってしまう可能性が高いと思われます。常識的に考えても領収書の無い出張なんて考えられません。
仮に正当な理由で出張していたとしても、記録が無ければ認められないのが自然な判断であると考えています。
1年間で200回近くも日帰り出張・・普通は言い逃れすることもあきらめるような事実だと思います。
【以外に苦労人の野々村被告】
色々調べてみると、市役所を退職後、4回も落選されています。意外に苦労して議員になられたように見えますけど、兵庫県議会議員の時は、橋下徹さんの後輩ってことで、期待を背負って当選されました。
彼の号泣会見の中で一番驚いた発言は「大事ですけれども、議員という大きなくくりの中では、ごくごく小さいものなんです!」という発言です。
これが本音だと思いますけど、たくさん持っている議員の予算の中では政務調査費などは小さい支出であり、数百万程度は大事にするような額ではない・・という趣旨に聞こえました。
おそらくこの発言を聞いて、野々村被告に投票した人たちは裏切られた気持ちでいっぱいだったと思います。