こんな人たちに負けられません!本当それ
注目の衆議院選挙が終盤を迎えました。
今回の選挙、野党の人たちは「大義の無い選挙だ」と言って批判していましたよね。
確かにお題目に乏しい選挙であることはなんとなくわかるのですが、このタイミングでやっておかないと、色々と手遅れになる可能性があるというのも理解できます。
当然首相としては「負けない時期」を選んで解散するわけですし、現状としてそれは首相の特権ということで受け入れるしか仕方がありません。
中には解散の権限が首相にあること自体を問題視しているテレビのコメンテーターもいたようですが、私としては自分の応援する勢力が負けそうだから、どこかに八つ当たりせずにはいられない・・というようにしか見えないわけです。
それからしばらくが経過して、小池さんだの枝野さんだの、野党側がバタバタし始めて、現状は枝野さんが立ち上げた立憲民主党が勢いを増しているようです。
まず小池さんの率いる希望の党については、そもそも政策が違うのに元民進党の議員を受け入れること自体が間違いの始まりでした。
政策が違う方は排除するというのは当然の作法ではありましたが、ついこの間まで憲法改正等の政策に反対していた人たちを、「当選したいなら自分をまげてでもこっちにこい」という強引なやり方が良くありません。
結果として、「選挙に勝ちたい」人達が集まる集団となり、政策もバラバラ、賛成なのか反対なのか、希望の党が一体どこに向かおうとしているのかが意味不明の状態となりました。
中には、「希望の党で出馬するけど、自分自身の政策は変えません!」とか、わけのわからないことを言い出す政治家もいたりして、ますますうさん臭くなってきた印象です。
それと引き換え、枝野さんが立ち上げた立憲民主党は目的や政治姿勢がはっきりしています。
「私は左派リベラルです」ってはっきり言えるようになったという功績は非常に大きいと思います。ただ少し立ち上げるのが遅かった・・希望に行ったリベラルな人たちがもし立憲民主党に合流していたら少し情勢は変わったかもしれませんね。
私個人としては、憲法改正の議論は必要だと思いますけども、メディアの中には「憲法改正が問われる選挙」と言っているところもみかけました。
これだけは言っておきたいのですが、憲法改正には「国会の発議」「国民の承認」が必要になるということです。
すなわち、国会でできるのは「発議」だけです。
今回の選挙で与党が3分の2以上になったら「すぐに憲法改正される」というような印象操作のような報道が多いですが、国民投票を行わなければ憲法改正はできません。
民意民意と騒ぐならば、国民投票で決めればいいのです。すなわちそれが民意なのですから。
国民投票で決まる事柄について、発議自体に反対するのは極めて不可解な行動だと思っています。民意に直結する国民投票を妨げようとする行動です。
この件については、また後程詳しく述べたいと思います。
いずれにしても今回の選挙、枝野さんのおかげではっきりと争点が見えてきました。自分が与党の政策にある程度満足しているのか、それともリベラル派なのか、それを投じる選挙です。
個別の政策に賛成・反対はあるでしょうが、その前に自分がどちらなのか?深く考える良いチャンスとなりました。