プラカード・ヤジ・選挙妨害に対するテレビがひどい
先日テレビを見ていたら、選挙中に演説をしている人に対して、大弾幕やプラカードを掲げて声を上げている人達がおりました。
中には「やめろー」などとやじを飛ばして、演説を妨害している行為も見かけられました。
一言で言えば、「民度」の問題です。日本人ってこんなにマナーが悪かったんですね、多くの人は演説を真剣に聞いているのですが、それを妨害するなんて論外です。
そして、それに関してテレビのコメンテーターが驚くべき発言をしていました。
「あって良いとは思わないが、あってもおかしくないこと」
何じゃそりゃww
「良いとは思わない」という発言は、非常に弱い否定形ですね。「選挙妨害は悪こと」「法律違反」「すぐにやめて」となぜ言えないのでしょうか?
あーあ、日本のメディアはここまで落ちたかと思った瞬間でした。
国民が声をあげる方法や自分自身の考えを発信する方法は今の時代ですからいくらでもあります。「投票」だけでは伝わらないことや、共感してほしいことはSNSで発信することもできます。
「法律に違反せずに自分の意見を発信できる方法」をメディアで紹介してみてはどうですか?
更にこのコメンテーターは驚きの発言をします。
「〇〇さん(演説中の人)はこういったやじに弱いんですね」
今度は演説中の人を悪く言い始めたのです。
これには本当に耳を疑いました。メディアの役割は公正に報道することも大事なのですが、視聴者に知識や知恵、方法を教えることではないでしょうか?
もし自分が訴えたいことがあるとすれば、どのような方法があるのか?テレビを見ている人に詳しく解説する。そうすればテレビというものが視聴者にとってニュースを知る媒体ということだけではなく、知恵を与えてくれる媒体に変化していくと思うのです。
最近は多くの場面で偏向報道というか印象操作というものを見かけるようになりました。
明かなものの場合は、その後にアナウンサーが謝罪したりしているのですが、なんとなく感じることは、芸能人や政治家の不祥事は「許さない」姿勢を貫くメディアも、自分たちの不祥事は「謝罪」で終わり、口だけなら誰でも言えますよね。
メディアの印象操作は今に始まったことではありませんが、その他多くの媒体から情報を仕入れることができる現在、私たちは信用できる情報を自分自身のチカラで取捨選択していく必要があると思います。